*

愛社意識を持たせる

公開日: : 最終更新日:2013/12/29 イシュー

愛社精神

今年の半分くらいは出向でクライアント企業さんのところに常駐していました。
そのとき常駐していた企業さんの、社員の愛社意識が高いことに驚いたことがありました。

社員だけでなく、そこに派遣として行っているスタッフからも、ここの社員として働きたいとか、ここの働き方がとても気に入っているという言葉をよく聞きました。
社員を使い捨てる「ブラック企業」が横行する中、こういう超優良企業は稀なケースなのかもしれないですが、企業が人で組織されている以上、愛社意識は必要だと感じました。

なぜその企業の社員の愛社意識が高いかを考えると、その会社がきちんと社員に利益を還元して、「社員を愛して」いる形が目に見えるからのように思えます。
たとえば年間で「社内交流費」という制度があり、社内のスタッフ同士の飲み会に補助金が支給されます。また、毎週水曜日は「ノー残業デー」が設定されていて、社員の健康管理(メンタル面含め)を大切にする姿勢が現れているといえるでしょう。

そもそも飲み会に行く時間が作れるかどうかで、会社としてのある種のレベル感が分かりますが、さらにその飲み会で会社が一部を負担してくれるとなると、社員の愛社意識は高く、帰属意識を必然的に個々で持つようになるでしょう。

個々の愛社意識が高くなることでさらに会社としてのレベルもアップし、それがスパイラル向上効果を生んでいるようでした。

愛は一方通行では成り立たないのかもしれませんね。

 

Google AD

前の記事
囲い込み政策の限界
次の記事
BCIがくる時

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

no image

活版印刷術(電子書籍)がもたらすもの

自費というよりタダ!! 超簡単出版時代がKindleと共にやってくる模様 http://www

記事を読む

no image

スティーブ・ジョブズ、CEOを辞任

http://mainichi.jp/select/world/news/20110825ddm00

記事を読む

堀江貴文

番組「ナイナイアンサー」でホリエモンが泣いてて思った

日本テレビで「解決!ナイナイアンサー」という番組がやってたので見ました。今回の目玉はあのホリ

記事を読む

no image

取捨選択の連続が個人を決定する

個人的なことですが、最近になって本が読みたくて仕方ないです。それと、やりたいことも多すぎます。

記事を読む

no image

パーソナルとパブリック

去年くらいまで「個人の趣向や考え方は仕事に影響しない」という持論がありました。どういうことかというと

記事を読む

no image

メタ情報と人の感情

今日の自分ちの話。     「もしもし、寝てたの?」   「いや、起

記事を読む

日本語の深さに思う

最近、日本語の奥深さを改めて感じることがあったのでエントリー。 お陰様 よく、「おかげさ

記事を読む

no image

怒りや不満を脱却することとお金について

怒りや不満を感じるのは、自分の予想と違うことが起きた時や、自分のやりたいことができない時だ。

記事を読む

no image

習慣 僕が変えなくても変わる未来

1989年12月、日経平均は38,985円だったらしい。今日の日経平均は9,816円。あの頃、誰がこ

記事を読む

サッカーW杯に見る「米櫃に砂」

サッカーW杯初戦・・・残念でしたね。 本田が先制点を決めた時には勝った!と思ってたのですが、後半

記事を読む

Google AD

Google AD

PAGE TOP ↑