プロメテウス
朝日新聞で原発事故関連の記事「プロメテウスの罠」という記事が連載されていたようで、それが気になって「プロメテウス」を調べてみました。
プロメテウスは人間がまだ文明を持っていなかったころ、文明(火)を与えようとしてゼウスに怒られ、罰を受ける羽目になった神です。
人は文明(火)によって便利さを手に入れた反面、様々なものを失ったのかもしれない、とギリシア神話は警告しているのかもしれません。
プロメテウスの火
http://blog.livedoor.jp/robin3638/archives/6117302.html
プロメテウスとはギリシャ神話に登場する神で下記のような言い伝えがあります。
ある日プロメテウスが人間界を見下ろしたところ、人間は無知と暗闇の中にいた。
そこで、全能の神ゼウスの所へ行き、掛け合った。
プロメテウスは、神々の姿に似せて創造された人類に、「火」を伝えようとしました。
ですが、「彼らは無知である。無知というのは事の善悪が判断できないということだ。人間は、誰かが不幸だと思わせない限り、ずっと幸福なのだ。なぜなら、何が不幸で何が幸福かを知らないからだ」
「もし人間に火を持たせたら、オリュンポスを荒らしにやってくるだろう。人間は我ら神と同じように強力な存在となる」としてそれを拒み、答えた。
しかし、プロメテウスは、この回答に満足せず、
翌朝、日の出の火を少し盗んで人間に渡した、人間に火を教えてしまいます。
火を与えられて、人間は幸福になっただろうか。人間は洞窟から外に出た。
夜道を照らす松明。調理された食物。赤々と燃える鍛冶場。鋤、剣、槍を作る。
兜をかぶり、戦争に出かける。プロメテウスは人間に文明と技術をもたらした。
その行いに怒ったゼウスは、権力の神クラトスと暴力の神ビアーに命じてプロメーテウスをカウカソス山の山頂岩に鎖でつながれに張り付けにさせ、生きながらにして毎日肝臓をハゲタカについばまれる責め苦を強いられました。
プロメーテウスは不死であるため一度腹を裂かれても、すぐにもとに戻る傷が治ったとたんに、再び、腹を裂かれる。
これほどにまで残酷な刑はあるだろうか。不死身のゆえに、死ぬこともできず、毎日、永遠に、苦しむのである。人間に火を与えたことは、そんなに苦しむべき罪なのだろうか?
一生の苦痛を味わうことになります。
勇敢な英雄、ヘラクレスがはげ鷹を殺し、プロメテウスは苦痛から解き放たれた。・・・
近代から現代にかけて、機械のみならず、技術や情報に追われている人間を解き放ってくれるのは誰なのだろうか。
映画「プロメテウス」が公開されます。(映画会社の回し者じゃありません)
生きる理由やその目的を考えるとき、「なぜ人間という生物が地球に誕生したのか」 を考えます。何か理由があってこの世界に生まれたのか、それとも全くの偶然で。
人間は16万年前、アフリカの地で誕生したと言われています。
しかし、なぜ、何のために誕生したかは、ほとんど分かっていないといわれています。
生きる意味や目的が、今のところ個人の考えに依っているのも、その理由がはっきりしていないからでしょう。
この映画で全てがクリアーになるとは思えませんが(失礼)、興味のある分野の映画なので、かならず見に行きたいと思います。
<後述>
映画「プロメテウス」見に行きましたが、予想とは全く違いました・・・orz
「エイリアン -最終章-」とかにしてくれればよかったのに・・・
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