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iphoneがdocomoから出たらどうなるか

公開日: : 最終更新日:2014/09/29 イシュー

The Big Island (The Landlocked One)

宮崎駿氏が引退を表明したり、docomoがiphoneを発売すると報道されたり、東京でのオリンピック開催が決定したり、あわただしい近頃です。

ちなみにあと数時間でAppleの発表会が開催されます。それからエントリーを書けば・・と思ったのですが、ちょっと忙しくていつになるか分からない感があったので、今書いてしまいましょう。

大方の予想では、発表会ではiphone5Sが発表になると予想しています。これはたぶん、そうなると思います。ゴールドも出るかもしれません。iOS7もきっとリリースされるでしょう。

でもやっぱり今回の本命は、「docomoからiphoneが出るか?」ということだと思います。

docomoからiphoneは期待されているのか
http://hakomori.net/?p=1571

タイミング悪く(docomo-iphoneのニュースが出てないときに)書いたエントリーがそのまま現実になっちゃったら、なんか複雑な気分・・・。でも出たら買うよ!たぶんね!

国内メーカーが厳しい状況に追い込まれる、とかいう議論って、TPPに賛成・反対という議論に似ているような気がします。要するに開国するか、鎖国続けるか、という視点から見ると。(かなり強引な関連付けなので、反感を持たれる方もいるかもしれませんが、賛成・反対の是非を論じておりませんのでご容赦ください)

「日本は国際社会でリーダーシップを取る」と言うのであれば、鎖国は続けてられないでしょうね。国際的な競争社会にいやがおうでも参加し、世界基準で並み居る強豪と弱肉強食の世界に身をさらすことになります。当然、そこには痛みを伴うことも多いでしょう。

明治維新が成った時も、没落した士族も大量に出たということですが、こういう時代の大変動期にパラダイムシフトはつき物なんだと思います。(この物言いにも反感を持たれる方がいらっしゃると思いますが、あえて事実と感じることを述べています)そういう意味で、これから淘汰が進むでしょう。すでにNECはスマホ事業からの撤退を表明し、パナソニックもドコモ向けの供給を取りやめるとの報道がされています

江戸時代末期、日本人は開国を受入れ、明治時代に入ると自国の文化と外国の文化を織り交ぜながら、現在の日本の下地を作り上げてきました(幕末以降を「日本近代史」としていますね)。

それを考えると、これからどんなに大変動期が来ようとも、日本はそれを受入れ、次の日本になるのかもしれません。その時には今では考えられないような習慣や風俗や文化が形づくられていることだと思います。

話はまた飛びますが、中国と言う国は広く、歴史も長いです。現在中国と呼ばれる土地では、数々の王朝が盛衰を繰り返し、他民族から侵略されたり他の国家と混じったりしながら、現在の中国になっています。これもエポックメイキングを繰り返し、累々たる淘汰が行なわれた結果なのでしょう。

かなり強引な話のまとめ方ですが、スマホの行方もそうなるんじゃないかと思います。国内メーカーを守っていても、いずれそういう時期が来て、そうなるべくしてそのような姿になるのだと思います。

「悲しいけどこれ、戦争なのよね。」 -スレッガー・ロウ-

でもそれ以外で今回iphone発表はハッと目を引く要素はないし、世界的なシェアを見るとiOSよりAndroidの方が断然多数派なんですよね。

2013年Q1のスマートフォン世界シェア、Androidのシェアが74.4%に上昇(ガートナー調査)
http://juggly.cn/archives/86868.html

もはやAppleに超巨大なカリスマ、スティーブ・ジョブズ氏はいませんし、Appleの独占を作り上げた包囲網システム(itunes+iphone+ストア)に反感を持っているグループも少なくないはずです。Appleが独占・有料・審査に対して、Googleはフラット・フリー・オープンで対抗しています。長い目で見た場合、Androidは有効なiOSキラーに成り得るかもしれません。勝者も敗者も、めまぐるしく変わっていくでしょう。
平家物語に言う、「諸行無常」なんでしょうかね。

宮崎駿氏が引退したあとのジブリがどうなるのかとか、オリンピック開催が東京に決まったのは滝川クリステルのプレゼン要素が大きいとか、もっと書きたかったけど今回はこれまでにします。

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