色即是空とデモクリトスの原子論
古代ギリシアの哲学者で、原子論を唱えたことで知られるデモクリトス(紀元前460年ごろ~紀元前370年ごろ)は、このように言及している。
表面上は色がある、表面上は甘みがある、表面上は苦味がある、しかし実のところ原子と空虚あるのみ
これは般若心境でいう色即是空、空即是色に通じる意識の捕らえ方がある。(色即是空の意味)
また悟りの境地を、六根である「眼・耳・鼻・舌・身・意」、六境である「色・声・香・味・触・法」が無い状態だと言っている。
何もない、と理解するよりも、「人が見ていたり感じているものは原子の集まったもの。
それに対して一喜一憂しているのはあなたの心だ。」と説いているように感じる。
この辺りは「2人の囚人が鉄格子越しに外を見た。一人は泥を、一人は星を見た。」に通じるような気がする。
いかがだろうか?
Google AD
関連記事
-
-
【人生を変える】最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ【大前研一】
暑いです。北海道では昨日、35度以上の猛暑日を記録したそうです。 6月とは思えないですね。
-
-
「それで?」という言葉の危うさ
「なんの役に立つんですか?」の暴力性 http://d.hatena.ne.jp/m06
-
-
Our generation
Man of our generation don't have duty protect a wo
-
-
自分を裏切ることができるか
NTTコミュニケーションズで出世する方法 http://sarasaatenoban.bl
-
-
【持論】善とか悪とかを考えていたらネゴシエーターに行きついた
(写真はイメージです) 性善説と性悪説という概念があります。 人間はそもそも悪い生き
-
-
アメリカ陸軍が世界最強な理由
ある本を読んでその通りだな、と思ったのでエントリー。 組織やチームにとっての永遠の課題は、環