*

色即是空とデモクリトスの原子論

公開日: : 最終更新日:2014/01/17 イシュー , ,

古代ギリシアの哲学者で、原子論を唱えたことで知られるデモクリトス(紀元前460年ごろ~紀元前370年ごろ)は、このように言及している。

表面上は色がある、表面上は甘みがある、表面上は苦味がある、しかし実のところ原子と空虚あるのみ

これは般若心境でいう色即是空、空即是色に通じる意識の捕らえ方がある。(色即是空の意味)
また悟りの境地を、六根である「眼・耳・鼻・舌・身・意」、六境である「色・声・香・味・触・法」が無い状態だと言っている。

何もない、と理解するよりも、「人が見ていたり感じているものは原子の集まったもの。
それに対して一喜一憂しているのはあなたの心だ。」と説いているように感じる。

この辺りは「2人の囚人が鉄格子越しに外を見た。一人は泥を、一人は星を見た。」に通じるような気がする。
いかがだろうか?

Google AD


Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

no image

ビンラディン殺害

ビンラディンを「殺害」した「処刑」ではなく、殺害。911以降一連の事件を国際的な事件だと認識している

記事を読む

no image

プロセスが大切な訳

プログラムなんかをしていると、結果を出すまでのプロセスが邪魔になり、それをどうにかして省略できないか

記事を読む

サイバーカスケーディングのこれから

少し前の話。岩手県議会議員の小泉氏が自殺したと、ネットの記事を通して知りました。 <岩手県

記事を読む

サッカーW杯に見る「米櫃に砂」

サッカーW杯初戦・・・残念でしたね。 本田が先制点を決めた時には勝った!と思ってたのですが、後半

記事を読む

イノベーション(革新)が起きるとそれがデファクトスタンダードになる

初めにお断りを。今回のエントリーは漠然としていて捉えどころが無さそうなので、スルーしていただ

記事を読む

no image

教育とクオリア問題

ちょっと最近「教育」について考えることがあったのでエントリー。 DQNの教育問題について、

記事を読む

息の根を止めるまで叩く風潮

内田樹「呪いの時代に」 http://gendai.ismedia.jp/article

記事を読む

no image

囲い込み政策の限界

ヤマダ、ヨドバシなど「Kindle」販売見送り 顧客流出を懸念 http://www.itme

記事を読む

「空気を読む」人たちがしたこと

アウシュビッツ収容所の生き残りの人の話がTVで放映されていた。 友達は次々焼き殺されていったと

記事を読む

no image

習慣 僕が変えなくても変わる未来

1989年12月、日経平均は38,985円だったらしい。今日の日経平均は9,816円。あの頃、誰がこ

記事を読む

Google AD

Google AD

PAGE TOP ↑