忘れなくても人は生きていける
「人は忘れるから生きていける」 と、したり顔の彼は言った。
他人を見下した、いけ好かない奴だった。
今にして思えば、全くのデタラメだったと分かる。
デタラメなことを、いかにも物知り顔で話すのが彼の特技だった。
どんなに苦しく、辛いことがあっても、それを忘れようと捉えるか、覚えていようと捉えるか、それは自らの意思にかかっている。
徳川家康は三方が原で大敗し、命からがら敗走する途中、馬上で糞を漏らした体験を自らの戒めとして、肖像画を描かせた。この悔しさを決して忘れまい、
生きているということは 現実から目を背け、安易な道に逃げ、事実を忘れることではない。
たとえ悔しくて眠れない日があったとしても、辛くてどうしようもない時があったとしても、それを忘れることなく自らの未来のために使うかどうかは、
そしてそれが「強く生きる」ということなんだ。
Google AD
- 前の記事
- 組織を作っているもの
- 次の記事
- レーシック受けたので体験談を書いてみる
関連記事
-
-
一人の人間が会社を腐らせていた事例
かなり前にこの記事を書いてから、公開するかどうか自分なりに葛藤がありましたが、このエントリー
-
-
個人とその意見を同一視すること
なるほどのライフハックがあったのでエントリー。 個人攻撃を回避するための「我々の問題は・
-
-
Hey, what a stupid guy Lahood is?
Helped. Because he is American. Americans is stupi
-
-
Remember Abu Ghraib
American did that.http://www.youtube.com/results?s
-
-
できることは限られているのか
尊敬する人は尊敬した態度を、そうでない人にはそうでない態度をとります。誰にでも分け隔てなく、なんて聖
-
-
過去との帳尻をどうあわせるか
大いなる努力
-
-
SEO的に去年の今とアクセス数比べてみた
今まで自分のサイトのアクセス数を気にしたことはあまりなかったんですが(オイ)、サーバ移行に伴
-
-
ソーシャルということ
「ソーシャル」という言葉がひと段落した今だからこそ。ゲームビジネスやコミュニケーションなど色
-
-
子供を育てるということ
ご無沙汰してしまいました。言い訳じゃないですが、育児が大変でした。ミルクあげたり、オムツ替えた
-
-
コモディティ化を考える
読んだ本によると、googleの戦略は「世界中の情報の整理」の先にあるという。全ての情報の整理のため