*

息の根を止めるまで叩く風潮

公開日: : 最終更新日:2014/06/11 イシュー, ライフハック

内田樹「呪いの時代に」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/28694

マスメディアが政治家や芸能人を叩く様子。

アメリカでしょっちゅう行われているネガティブキャンペーン。

「disる」というバズが流行るのもそういう背景。

ネットいじめと同じ方法。

昔はおおらかで許されていた言動も、今では許されない。

息の根が止めるまで叩き続ける。

個人でも企業でも同じ風潮があるのではないだろうか?

バカなことも言えなければ、振る舞うこともできない。

以前のように「会社に一人はいた○○バカ」(釣りバカ?)は排除されるようになった。

閉塞感がますます加速する一方。

その呪詛から身を守るには、村上春樹のように、逃げるしかないのかもしれない。

しかし翻ってみると、憎しみ、妬み、羨望、そして大勢がマイノリティーを、息の根を止めるまで叩く風潮は

いつの時代も存在し、一部の平和な時代を除いて、常に存在しているのかもしれない。

考えてみたい。

「人のこと嫌いになるってのは、それなりの覚悟しろってことだぞ。」
http://www.excite.co.jp/News/woman_clm/20100813/Nylongirls_2010_squash_11_3430.html

この時代に必要なのは、
「妄想的に亢進した自己評価に身を預けることを自制して、あくまで「あまりぱっとしない正味の自分」を主体の根拠として維持し続ける」
ことなのかもしれない。

Google AD


Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

色即是空とデモクリトスの原子論

古代ギリシアの哲学者で、原子論を唱えたことで知られるデモクリトス(紀元前460年ごろ~紀元前

記事を読む

no image

「企業(文化)水準が低い」とはどういうことか

企業文化(風土)について思うことがあったのでエントリー。 「貧しい」とはどういうことか - デ

記事を読む

【感想】タモリさんが笑っていいとも!を卒業して人徳とか影響力について考えた

春は出会いと別れの季節ですね。 タモリさんが「笑っていいとも!」を卒業するという話は、

記事を読む

no image

活版印刷術(電子書籍)がもたらすもの

自費というよりタダ!! 超簡単出版時代がKindleと共にやってくる模様 http://www

記事を読む

種を絶つ種

    ニホンカワウソ:環境省、絶滅指定へ http://mainic

記事を読む

no image

過去との帳尻をどうあわせるか

大いなる努力

記事を読む

3回注意したら告発されるルールVS馬鹿は置いていくシステム

前回のブログを書いていて、思いついたことがある。 関係あるのか分からないが、「3回注意したら告

記事を読む

no image

wikileaks

ウィキリークスが話題に。 この現象は現代の世相を色濃く反映している。つまり、大衆が真実を知り始めよ

記事を読む

no image

新しい戦争の形

先の大戦から60年以上たち、戦争は形を変えて世界を席巻しはじめた。サブプライム問題に端を発したリーマ

記事を読む

no image

囲い込み政策の限界

ヤマダ、ヨドバシなど「Kindle」販売見送り 顧客流出を懸念 http://www.itme

記事を読む

Google AD

Google AD

PAGE TOP ↑