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自分は知っている、ということ

公開日: : 最終更新日:2014/06/11 イシュー, ライフハック

情報リテラシーっていう言葉がある。
これは別にPCを使いこなせる能力のことだけではないようだ。

物の本を見ると、その名のとおり「情報を自己の目的に適合するように使用できる能力」を指す。
だから別にPCを使いこなせなくても、本を読んで自己の目的に適合するように使用できればいいのだ。

エクセルの関数を知っていることでもないし、windowsOSに詳しいことでもない。
その情報を、自分の目的に合うように使えればいい。
逆に、「自分は物知りなんだぞ」ということをアピールすることが目的なら、自分がそういう情報に詳しいことをアピールすればいい。それはそれで目的は達成されている。

「知らない」ということは、ある意味、損失だ。
知っていれば、知らない状況を選択することができる。
知らなければ、知らない状況しか選択することができないからだ。

しかしまだ、「自分は知らないんだ」ということを自覚していれば、知ることができる。
本やネットで調べることができるから、まだ望みがある。

一番厄介なのが、「自分は知っている」と思っていること。
すでに知っていると思っているから、それ以上知ろうとしない。
周りからみれば「この人、知らないんだ」ということが明らかに分かるのに、知ったような口ぶりで話す。
そして「自分は知ってる」と思い込んでいるため、妙な自信がある。ビックマウスになる。
周りからしてみれば百害あって一利なし。非常に迷惑な存在。
でも「知っている」つもりの人は、それすらも気づけない。

「リテラシーが低い」とよく世間では言われるけど、リテラシーが低い人に限って知ったかぶりしていることがよくあること。それでも迷惑がかかってなければまだいいが、大抵その無知ぶりで迷惑をかける。

なるべく謙虚に、知ろうとする姿勢を忘れずにいたい。

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