*

パーソナルとパブリック

公開日: : 最終更新日:2014/06/11 イシュー, ライフハック ,

去年くらいまで「個人の趣向や考え方は仕事に影響しない」という持論がありました。
どういうことかというと、例え人がどんな思想を持っていても、それと仕事とは関係ないということです。

例えば自分がある宗教にひどく傾倒しているとしましょう。もしそうだとしても、仕事さえきちんとこなしていれば、周りから非難を浴びるようなことは無いし、周りにも迷惑をかけないという考え方でした。

しかし1年前、あることがきっかけで個人的な価値観や振る舞いが仕事に影響を及ぼした事例を目の当たりにする出来事がありました。
そのときから「個人は個人としてあると同時に、社会の公人としても存在している」と考え方を改め始めたのです。

そして2011年の今年。
facebook元年。ソーシャルメディアはますます隆盛を見せています。
ツイッター、facebook、mixi、Google+、ブログ・・・・。

今まで知ろうとしても知ることができなかった人の考え方や行動がリーチャブルになっています。
有名企業の社長の一言や、芸能人の行動、そしてこのブログのように自分の考え方もパブリックに表明することができるようになっています。

そういう意味で言えば、facebookやtwitterなどに掲載されたらすでにパブリックなわけです。
とても分かりやすいのが「まんべくん」の事例。

自分はあの事例を、パブリックとパーソナルのパーテーションが無くなってしまった例だと認識しています。(パーソナルの中の人と、パブリックの長万部町、という意味で。)

この事例の他にも、ホテルの従業員が芸能人の目撃情報をツイートしたり、韓流批判をして炎上したり、原発批判したツイートをお気に入りにしていてそれが問題化したり、最近のソーシャルメディアのニュースは毎日のように耳にします。

佐賀県知事の「お気に入り」、話題になり削除
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110913-OYT1T00910.htm

これは、WEB自体ができて間もないメディアであり、パーソナルとパブリックの定義がされていないということが原因のように思えます。(これまではされる必要がなかった)

現代社会では、完全に自分1人で社会生活を送ることは不可能です。
ソーシャルメディアが当たり前になった今では、なおさら個人の真摯さが問われます。
それだけに社会の1人、公人(パブリック)として振舞うことが要求されるのです。

ただしそれはルールでがんじがらめにするように、制約をつけるのではなく、ある一定の基準を作ってその中で自由に運用するような、(サイトで言えばサイトポリシー)そんな意識でソーシャルメディアを楽しんで活かしていければいいんじゃないかと思います。

追伸。
久しぶりにPCでブログを書きました。やっぱりipadより全然やりやすいですね。

Google AD


Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

no image

愛社意識を持たせる

今年の半分くらいは出向でクライアント企業さんのところに常駐していました。 そのとき常駐して

記事を読む

no image

「企業(文化)水準が低い」とはどういうことか

企業文化(風土)について思うことがあったのでエントリー。 「貧しい」とはどういうことか - デ

記事を読む

死なないように、長生きするってことが間違いなんじゃないの?

偉大なヴィジョナリー、スティーブ・ジョブズも言っていた。「死は最高の発明」だと。 アンチ・アン

記事を読む

no image

Terrible crisis of democracy

"Chu-sin-gura" is aired at the end of year in Japa

記事を読む

【就活生へ】面接の1時間では人間性まで分からないよ!【持論】

桜もそろそろ見ごろを過ぎようとしていますね。 ちらほら会社のまわりで就職活動中の学生を見か

記事を読む

行動することでしか、世の中は変わらない。

前回の出口社長の講演の中で、心に残った言葉をピックアップします。(まだまだたくさんあったと思いま

記事を読む

no image

ソーシャルということ

「ソーシャル」という言葉がひと段落した今だからこそ。ゲームビジネスやコミュニケーションなど色

記事を読む

no image

WEBは入り口

スクール革命っていう、日曜の昼に放送してる番組見てたら、「近いうちに夢を録画できるようになる

記事を読む

no image

馬の耳に念仏

意思を伝える事は難しい。生まれも違うし、考え方も、好みも違う。そんな、言わば別の生物に、私たちは意思

記事を読む

息の根を止めるまで叩く風潮

内田樹「呪いの時代に」 http://gendai.ismedia.jp/article

記事を読む

Google AD

Google AD

PAGE TOP ↑