大は小を兼ねないのか(あるいは、進化はなぜ不可逆なのか)
大は小を兼ねると言うけど、それに当てはまらないこともある。
スマホやPCやネットやメールの利便性を知ってしまうと、もうそれ以前の状態には戻れない。
この「前の状態に戻れない」という不可逆性が、大が小を兼ねない理由だ。
現代社会がいきなり、エコを考えて生活を江戸時代に戻しましょう、と言ってもそれはできない。
情報も同じだ。
いったん真実が隠されていることを知ってしまうと、いつも「本当の」事が知りたくなってしまう。
自分が子供のころ、時々見ていたTVがある。
北の国から
http://www.youtube.com/watch?v=zY6ZuFOEMso&feature=feedf
スマホもソーシャルメディアもなかったから、生まれる苦悩と感動があった。
利便性から離れられなくなった生活には、そのときの苦悩も感動も分からないだろう。
若い人はもう、大学時代に携帯もってるだろうから、家電話から彼女に電話する気持ちを得ることはできない。
Google AD
- 前の記事
- webアプリの行方
- 次の記事
- 野田総理とは一緒に仕事ができる
関連記事
-
-
これからの世界を生きていくために(1)
ライフネット生命の出口社長のお話を聴く機会がありました。 http://www.faceboo
-
-
人は人を完全には理解できない2
さとなおさんの記事に、前回の記事にとても内容的に合っていたエントリーがありました。 人はわ
-
-
【感想】タモリさんが笑っていいとも!を卒業して人徳とか影響力について考えた
春は出会いと別れの季節ですね。 タモリさんが「笑っていいとも!」を卒業するという話は、
-
-
【他者からの評価?】考えは自由【思想?】
自分の両親はリベラル(自由主義的)な考え方の人で、自分もその影響を受けて自由主義的な考え方を
-
-
サスティナビリティについて
最近この言葉をよく聞くようになりました。sustain+able 持続可能性と訳されていて、続けてい
-
-
【隠れた名言?】【割と一般的?】「親父の小言」を紹介します
ある居酒屋に行ったときにトイレに「親父の小言」っていう格言(?)が紙に貼ってありました。
-
-
嫌われている人から好かれようと思わなくていいんだという件その2
以前、「嫌われている人から好かれようと思わなくていいんだという件」というタイトルでエントリー
-
-
できることは限られているのか
尊敬する人は尊敬した態度を、そうでない人にはそうでない態度をとります。誰にでも分け隔てなく、なんて聖

RSS