ソーシャルということ
「ソーシャル」という言葉がひと段落した今だからこそ。ゲームビジネスやコミュニケーションなど色々な意味に捉えられるが、本来の「社会的な」という意味に戻って考えてみたいと思います。
人は基本的に、他の人がいないと生きていけない、相対的な存在です。そういう意味で社会的である、ということが言えます。
その社会の中で自分の存在価値を知るには、他人がどのようなことをやっているか知らないといけません。だから他人が何をしているか気になります。
社会というグループに属していないと生きていけないから、テレビやネットで繋がろうとします。そういう意味で「社会情勢を知りたい、社会とつながりたい」というのは本能なのでしょう。だからコミュニケーションをとるのです。結局、ここが本質なんだと考えます。
単に診断系のゲームを作れば、という発想が陳腐化して、一時期のブームが去ったのはそういう理由ではないでしょうか。
それでも診断系のゲームがブームになったのは、この人は実はこんな人、というネタで他人の意外な一面を見たり、それを知ることによって自分の立ち位置を確認したり修正したりできるから、なのかもしれません。
ソーシャルはもう成長の余地がないと考えている人もいると思いますが、私はまだまだ成長の余地があると考えています。それは人間の本能であり、これからも他の人とつながりたい、社会を知りたいと人は考えるからです。
個人的には、BCIが最終的な人とマシン(WEB)の未来なのですが、その入り口であるソーシャルには、これからますます目が離せません。
Google AD
- 前の記事
- レーシック受けたので体験談を書いてみる
- 次の記事
- 人の評価について
関連記事
-
-
GoogleがDEEPMINDを買収したことと人間の未来についての感想
スマートコンタクトレンズ開発を発表したりして何かと話題のGoogleさんから、また企業を買収
-
-
一人の人間が会社を腐らせていた事例
かなり前にこの記事を書いてから、公開するかどうか自分なりに葛藤がありましたが、このエントリー
-
-
取捨選択の連続が個人を決定する
個人的なことですが、最近になって本が読みたくて仕方ないです。それと、やりたいことも多すぎます。
-
-
安倍首相の靖国参拝と辺野古埋め立ての件
靖国参拝で波紋広がる 中韓の反発覚悟、米が「失望」表明 http://www.nikkei.c
-
-
Memento Mori
卵が先か、鶏が先か、なんて議論したり思い悩んだりするのはどうでもいいこと。覚悟を決めてまずや
-
-
子供はなぜ何でも試してみたがるのか(なぜチャレンジ精神があるのか)?
この3月あたまで息子が1歳7か月になりました。 ヨチヨチ歩きから走ったりするようになり、時
-
-
アメリカ陸軍が世界最強な理由
ある本を読んでその通りだな、と思ったのでエントリー。 組織やチームにとっての永遠の課題は、環
-
-
世界が求める日本的な日本
「クールジャパン」って言葉がちょっと前にあった。(今もあるのか?)日本の文化面でのソフト領域が国際的
-
-
組織を作っているもの
去年からWEB制作のPMをさせてもらっていて、クライアントで常駐しているうちに、今回クライア


RSS