生まれ変わりについて
自分は生まれ変わりを信じない。輪廻転生などないと思っている。非科学的だし、それは悪いことをすれば悪いことが、良いことをすれば良いことが起こるという、因果応報的な、一種の教育だと考えているからだ。
先月7月7日、七夕の夜に、妻の祖父が亡くなった。92歳、大往生だ。死ぬ間際まで意識ははっきりしていて、最期には家族の人たちを集めてお別れの言葉を言ったという。話好きで近所の人気者で、知恵のある人だった。
場所柄からそれほど頻繁に会いに行くことはなかったが、その存在感と語り口調は今でもまぶたに残っている。亡くなったとき、おじいちゃん子だった妻は、2~3日泣いていた。
そして義祖父の死から約一ヶ月後の一昨日、自分に子供が誕生した。一時は妻の体調が良くなく、心配していた時期もあったが、お産が近づくにつれて体調は良くなっていった。
産まれた子供の顔を見て、妻に似てるなと思ったのが第一印象だった。
そして、よく見ると義祖父の顔に似ている。
目の黒々としているところ、口の周りから全体の形にかけて。
「心配して、おじいちゃんが君に会いに来たんだよ。」
そう妻に言った。
妻も「そうだね。・・・。」と言って子供の顔をじっと見ていた。
今考えるとちょっとオカルト的な感もあるが、そのときは神秘的な、不思議な気持ちで本当にそう感じたのだ。
どうして人は死ぬのか。どうして人が産まれるのか。
ずっと続けて生きていければいいのに。この宿命はなぜなんだ。
自分も生まれた以上、いつか死ぬ。自分の命は親から受け継がれ、子に受け継いでいく。
そうやって子々孫々と命が受け継がれてきた。途中でどの代が途切れても自分はこの世に誕生しなかったし、子供も、その先の子孫も誕生しない。
絶対にいえることは、死んでは生まれ、生まれては死に、それを繰り返して生命が繋がれてきたということ。
自分は生まれ変わりを信じないが、”魂”はあるのかもしれない、と今回のことで思った。
Google AD
- 前の記事
- コミュニケーション能力について
- 次の記事
- 「空気を読む」人たちがしたこと
関連記事
-
-
近況 -いよいよ佳境です-
こ、このプロジェクトが終わったら、家族で江の島行くんだ・・・。 死亡フラグ http://mat
-
-
【注意】インフルエンザに気を付けましょう
インフルエンザが流行ってるみたいです。 自分はインフルじゃないですが、今日見たTVの千
-
-
【人生を変える】最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ【大前研一】
暑いです。北海道では昨日、35度以上の猛暑日を記録したそうです。 6月とは思えないですね。
-
-
人はかくも弱き生き物
首都圏でも地震が起こる、という予測が出たようです。 日本首都圏、4年以内に大地震発生の可能
-
-
【感想】タモリさんが笑っていいとも!を卒業して人徳とか影響力について考えた
春は出会いと別れの季節ですね。 タモリさんが「笑っていいとも!」を卒業するという話は、
-
-
「努力」したくないんじゃない、「資産の残らない努力」をしたくないんだ
http://d.hatena.ne.jp/gothedistance/20100924/12853
-
-
【自分用】許せない相手を許す方法【メモ】
誰でも生きていると、気が合わない人や許せない人がいると思います。 感情を持っている人間なの


RSS