*

人の感覚器と脳の未来について

公開日: : 最終更新日:2014/01/17 BCI, イシュー, テクノロジー

Sound Destruction Unit

電子書籍を読んでいても、なかなか内容が頭に入ってこないことがよくある。これは感覚を使わないことが原因のようだ。手を使わず、紙をめくらず、紙の感触や紙をめくる動作をせず、めくる音を耳で聞かず、物体として触覚を使わないからだ。

受験勉強で英単語を覚えるとき、ノートに飽きるまで単語を書き、音読し、自分の声を耳で聞いた。単語帳には赤線を引き、緑色の下敷きで単語部分を見えないようにして、何度も何度もページをめくった。

人間の感覚器を使うことなく、物事を記憶にとどめる(覚える:インプットする)ことを、今のところ人はできないのかもしれない。

話さない職場は赤信号。フリーズ前に「脳メンテ」せよ
http://jibun.atmarkit.co.jp/ljibun01/cs/201001/04/01.html

私が30才になったころ、人間はいずれ「テレパシー」を使えるようになると予言した。WEBと無線LANとBCIのテクノロジーを使えば可能になると。実際、世界では人間のソフト部分(脳、魂)を「外部化」することに成功している。

ロシアが不老不死を発表「10年以内に人間の心をロボットに移植する」 攻殻機動隊 “以上” がわずか数十年に実現
http://japan.digitaldj-network.com/archives/51964445.html

話は変わって現在の日本。

カヤックでは基本的に職場でスカイプを使い、直接スタッフ同士が話さないと聞いた。(カヤックにアルバイトに行っていた人から伝聞)
また、はてな でもプログラマー同士はチャットを使い、挨拶までもチャットでしているとTVで見たことがある。
チャットワークでは効率化のため、一定の時間は緊急の場合を除いて話しかけない「ノートーク制度」を採用しているとのこと。

オフィスの常識覆すIT企業 「顧客に会わない」「電話受けない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130414-00000511-san-bus_all

こういう職場は、合わない人は徹底的に合わないだろう。
人として歩んできた歴史と、現段階での人間としての機能がミスマッチな状態になってしまうかもしれない。

「人として嬉しいとか、悲しいとか、そう思う感情を無くしてしまった人に気づいたとき、これはちょっとやばいと思いました。「どう思う?」という質問に対して、何も感じない状態になっていたんです。それで一回リセットしないといけないと思いました。」以前職場で一緒に働いていた人は、こう言い残して仕事を変えた。

効率化と職場の人間関係のバランスをどう取っていくか、これからの人の働き方、ひいては人の未来のあり方に非常に深く関わってくるところだ。

Google AD


Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

検索

SEO的に去年の今とアクセス数比べてみた

今まで自分のサイトのアクセス数を気にしたことはあまりなかったんですが(オイ)、サーバ移行に伴

記事を読む

革命で命を落としていくものたち

昨年からGoogle Glassに興味が引かれっぱなしで、その流れでTelepathy on

記事を読む

no image

BCIがくる時

「第6の戦場」:ネットの次は、人間の脳が戦いの場になる http://wired.jp/

記事を読む

no image

コモディティ化を考える

読んだ本によると、googleの戦略は「世界中の情報の整理」の先にあるという。全ての情報の整理のため

記事を読む

no image

Why Japanese prime minister choose…

Why does Japanese prime minister choose Banri Kaie

記事を読む

no image

紀伊國屋書店、ソニー、パナソニック、楽天の4社が電子書籍で連携  :日本経済新聞

紀伊國屋書店、ソニー、パナソニック、楽天の4社が電子書籍で連携  :日本経済新聞手紙から電報、電報か

記事を読む

安倍晋三

安倍首相の靖国参拝と辺野古埋め立ての件

靖国参拝で波紋広がる 中韓の反発覚悟、米が「失望」表明 http://www.nikkei.c

記事を読む

no image

政治=社会改革について

  タレント議員や二世議員がちょっと目についたのでエントリー。 社会に

記事を読む

no image

パーソナルとパブリック

去年くらいまで「個人の趣向や考え方は仕事に影響しない」という持論がありました。どういうことかというと

記事を読む

no image

ipad2

http://magazine.kakaku.com/mag/pc/id=379/あー、どうする俺・

記事を読む

Google AD

Google AD

PAGE TOP ↑