人の感覚器と脳の未来について
電子書籍を読んでいても、なかなか内容が頭に入ってこないことがよくある。これは感覚を使わないことが原因のようだ。手を使わず、紙をめくらず、紙の感触や紙をめくる動作をせず、めくる音を耳で聞かず、物体として触覚を使わないからだ。
受験勉強で英単語を覚えるとき、ノートに飽きるまで単語を書き、音読し、自分の声を耳で聞いた。単語帳には赤線を引き、緑色の下敷きで単語部分を見えないようにして、何度も何度もページをめくった。
人間の感覚器を使うことなく、物事を記憶にとどめる(覚える:インプットする)ことを、今のところ人はできないのかもしれない。
話さない職場は赤信号。フリーズ前に「脳メンテ」せよ
http://jibun.atmarkit.co.jp/ljibun01/cs/201001/04/01.html
私が30才になったころ、人間はいずれ「テレパシー」を使えるようになると予言した。WEBと無線LANとBCIのテクノロジーを使えば可能になると。実際、世界では人間のソフト部分(脳、魂)を「外部化」することに成功している。
ロシアが不老不死を発表「10年以内に人間の心をロボットに移植する」 攻殻機動隊 “以上” がわずか数十年に実現
http://japan.digitaldj-network.com/archives/51964445.html
話は変わって現在の日本。
カヤックでは基本的に職場でスカイプを使い、直接スタッフ同士が話さないと聞いた。(カヤックにアルバイトに行っていた人から伝聞)
また、はてな でもプログラマー同士はチャットを使い、挨拶までもチャットでしているとTVで見たことがある。
チャットワークでは効率化のため、一定の時間は緊急の場合を除いて話しかけない「ノートーク制度」を採用しているとのこと。
オフィスの常識覆すIT企業 「顧客に会わない」「電話受けない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130414-00000511-san-bus_all
こういう職場は、合わない人は徹底的に合わないだろう。
人として歩んできた歴史と、現段階での人間としての機能がミスマッチな状態になってしまうかもしれない。
「人として嬉しいとか、悲しいとか、そう思う感情を無くしてしまった人に気づいたとき、これはちょっとやばいと思いました。「どう思う?」という質問に対して、何も感じない状態になっていたんです。それで一回リセットしないといけないと思いました。」以前職場で一緒に働いていた人は、こう言い残して仕事を変えた。
効率化と職場の人間関係のバランスをどう取っていくか、これからの人の働き方、ひいては人の未来のあり方に非常に深く関わってくるところだ。
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