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これからの世界を生きていくために(1)

公開日: : 最終更新日:2014/06/11 ビジネス, ライフハック

ライフネット生命の出口社長のお話を聴く機会がありました。
http://www.facebook.com/event.php?eid=209085665827347
正直に言えば、あまり出口社長のことは存じておりませんで、カンブリア宮殿に出演していたのを拝見しただけでした。

今回お話を聴いて「本当にその通りだ!」と思うことがありすぎて、メモをとりまくったのですが、内容が濃く深い話で、メモが追いつかなくてほとんど筆記体になってました。
それできちんと清書して、ipadからも見られるようにここに書こうと思った訳です。

1.生きること、働くこと
■人は動物であるから、衣食足りて礼節を知る。しかし人はパンのみにて生きるにあらず。(知性の動物である)
■生きるとは=世界経営計画のサブシステム
・この世(森の姿)をどのようなものとして理解し、どこを変えたいと思い、その中で自分はどの部分を担うのか。

2.森の姿を素直に見なければ、一本の木ですら植えられない。
■人間は見たいものしか見ない、あるいは見たいように現実を変換してしまう動物(脳の構造)。記憶ですら、変換される。
■だから縦横思考が重要。(ある一方向ではなく、様々な角度から物事を理解する)そして1.数字、2.ファクト、3.ロジックで考える。

3.今の少子高齢化、財政赤字は異常。(20~64歳人口の65歳以上人口に対する割合は、2000年で3.6人だったのに対し、2050年には1.2人になるという予測がある。また、債務残高を対GDP比で国際比較した場合、日本は先進国:イタリア、フランス、ドイツ、カナダ、アメリカ、イギリス:の中でダントツに悪い)

4.日本経済の構造問題(1つ目のねじれ)
■日本経済を人間に例えると45歳。中高年なら「高通貨、高金利」が常識(お金に働いてもらう)。それなのになぜ「低通貨、低金利」政策に固執するのか?その背後には異常な借金(財政赤字)と輸出主導経済(人間で言う20歳の戦略)がある(製造業は人件費のダンピング:投売り。また経済の空洞化がある:本来はグローバリズムと言うべきでは?)。
■そしてやはり根本には少子高齢化がある。(歴史を見ても)人口が減って栄えた国家や都市、地域は皆無。

5.リーダーの不在
■根本は一票の格差が大きいこと。「男性老人国」(現在は田舎の有力者が当選しやすい仕組みになっている。田舎の有力者が少子化をなくすため子育てしやすいための社会実現をできるか?為替介入に税金10兆円使うなら、待機児童をなくすべき。為替介入など、税金を使ったFXだ!)
■国債は問題ないのか?95%は国内で消化されている。(老人はすぐ死ぬから借金する)
■投票すに「仕組み」が重要。市民やメディアの意識の低下のせいなのか?インターネット投票でもやればいい。

6.政権交代の意義(2つ目のねじれ)
戦後、日本は米国のまねをして追いついた。(人間で言えば中学生)繊維、鉄鋼、自動車など米国のスネをかじってバブルを迎えた。そこに冷戦の終了、金融の自由化がもたらされ、「競争と分散」が突きつけられた。(この20年間、日本は何をやっていたのか?=失われた20年 大王製紙にしても、オリンパスにしても旧態依然とした体制から体質改善をしてこなかったことのツケを払っている)

7.メディアにだまされていないか?自分の頭で考える(3つ目のねじれ)
「新聞・雑誌」について「非常に信頼する」「やや信頼する」との回答率の合計は中国(58.4%)、韓国(61.7%)を抜いて日本は最高(72.5%)。イギリス12.9%、アメリカ23.4%、フランス38.1%
アングロサクソンと日本民族という違いがある=所属する社会が人間を作る。

8.日本の国際競争力の推移
1991年に1位、1996年に4位、1997年に17位、2002年には27位、2010年も27位。

これからの世界を生きていくためには?
身につけておくべき教養は?

ちょっと長くなったので、2部に分けます。

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