人の評価について
ハロー効果
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AD%E3%83%BC%E5%8A%B9%E6%9E%9C
ある案件でリーダー、マネージャーをすることになって、人を評価することの難しさを改めて知りました。
これまでは評価される側で、「なんでこの評価なんだろう?」とか「あの人よりは評価されていいはず」ということもあったりしましたが、人の評価について、絶対的な基準は持てないということに思い至りました。
それは上記のハロー効果がよく表していることで、これは人間に備わった本能なんだと感じます。ある一点において優れている者が、他の点においても優れていると考えるのは、理屈抜きに納得がいきます。テレビCMや広告などは、ほぼ全てこの認知バイアスを利用してますよね。
それでも仕事をしていれば(クライアントか上司かに関わらず)評価はされますし、評価は一般的に他者によって行なわれます。そしてその評価のほとんどは、人間の本能である認知バイアスによって発生しています。そう考えると「正しい評価」などは存在せず、いかに自分の評価への望みが浅はかだったかを思い知るでしょう。
人事の方などにお伺いすると、多くの方が人材育成が一番の課題だとおっしゃいます。「適正な評価基準」というのは無理だということが、分かっているかのようですね。評価について悩んでいる人がいたら「正しい評価なんてないよ」というのが真実なのかもしれません。
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