「空気を読む」人たちがしたこと
アウシュビッツ収容所の生き残りの人の話がTVで放映されていた。
友達は次々焼き殺されていったという。その頃を思い出さない日はない。
今、ヒトラーに対してどのように思っているか、という質問に、その方はこう答えた。
「人は、その時代や雰囲気で意見が変わる。そのときヒトラーは英雄だと呼ばれていた。分かるだろう?」
何が正しくて、何が悪いのか、時代によって変わる。雰囲気によって変わるということだ。
その時代の多くの人は、その時代の空気や雰囲気を正しいと考えていたことだろう。
もちろん自分の身を自分で守るために、自分の信条と反することをしたのかもしれない。
しかしそれでも、自分の考えを放棄し、自分の身を他人の考えに委ねてしまっていることに変わりは無い。
そこには絶対的に正しいということは無く、時間が経ってから歴史は振り返り見られ、評価される。
その時、その時代、どのように考え、どのようにこうどうするのか。周りの人の言うことや行動や雰囲気に流されて自分も行動するのか。
「空気を読む」のが正しいと去れる時代、自分がどう考え、どう行動するのか。
Google AD
- 前の記事
- 生まれ変わりについて
- 次の記事
- なぜ、「なぜ思考」ができないのか
関連記事
-
-
紀伊國屋書店、ソニー、パナソニック、楽天の4社が電子書籍で連携 :日本経済新聞
紀伊國屋書店、ソニー、パナソニック、楽天の4社が電子書籍で連携 :日本経済新聞手紙から電報、電報か
-
-
できることは限られているのか
尊敬する人は尊敬した態度を、そうでない人にはそうでない態度をとります。誰にでも分け隔てなく、なんて聖
-
-
子供はなぜ何でも試してみたがるのか(なぜチャレンジ精神があるのか)?
この3月あたまで息子が1歳7か月になりました。 ヨチヨチ歩きから走ったりするようになり、時
-
-
個人とその意見を同一視すること
なるほどのライフハックがあったのでエントリー。 個人攻撃を回避するための「我々の問題は・
-
-
手段の目的化とコミュニケーション
今どんな人が求められているか、自分なりに考えてみました。すごい人を求めてるんじゃなくて、解決できる人
-
-
自分は知っている、ということ
情報リテラシーっていう言葉がある。これは別にPCを使いこなせる能力のことだけではないようだ。物の本を
-
-
関係性の中ではとても重要。「信用できる人」の特徴とは?
最近の中国がちょっと気になります。 昔から関係の良くないインド、尖閣諸島で問題のある日本に