【調べてみた】ラーメンが体に悪いのは本当か?
自分はラーメンが好きなんですが、どうも一般的には「体に悪い」というイメージがあるようです。
そこで今回はラーメンがどう体に悪いか、調べてみました。
1.塩分が体に悪い
人間の生命活動には塩が欠かせないことは良く知られていますが、取りすぎは帰って寿命を縮めることも良く知られています。
具体的には、ガン、高血圧などの生活習慣病の要因になったり、腎臓へ負担をかけて体のむくみを起こします。
成人に必要な1日の塩分量は1.5gと言われています。
1.5gと言うと、スプーンに中盛り1さじくらいです。
実はたったこれだけでいいわけです。
それに対してラーメン1杯にはおよそ6.5g~7gが含まれています。
1日に必要な塩分量の、実に4倍以上になるわけです。
これは醤油や味噌、豚骨などの味にはほとんど関係ありません。
2.炭水化物が体に悪い
らーめんの麺は炭水化物(=糖質)でできています。
最近ではノンカーボンダイエットと言われるダイエット方法もあるくらい、炭水化物はダイエットの敵とされています。
(ちなみに炭水化物が欠損した場合、タンパク質を分解しようとするそうなので、脂肪は分解されないことになります。)
炭水化物は血糖を上げます。
血糖が上がった結果、糖尿病を引き起こしやすくなり、血圧が上がります。
血糖値が上がった結果、血がドロドロになり、動脈硬化を起こしやすくなると言われています。
また、この炭水化物がらーめんの主な要素を占めていて、肉類や野菜など他のバランスが良くないということで「体に悪い」というイメージがついているようです。
ただ、炭水化物が主な要素だという意味では、おにぎりやパスタやカレーもほぼ変わらないと言えます。
ラーメンが特に体に悪いということは言えないかもしれません。
3.脂質が体に悪い
血液中の脂肪値が高い状態の事を「脂質異常症(高脂血症)」といい、動脈硬化や脂肪肝に繋がるとされています。
その高脂血症に繋がるのが、脂肪分の多い食事やアルコールです。
ただでさえダイエットには脂肪がよくないとされているうえに、豚骨ラーメンなど脂肪が多いとされる食事はさらに「体に悪い」イメージを付けていると言えるでしょう。
しかしこの点についても、実際とイメージは異なっています。
18~29歳男性の目安として、1日に摂取する脂質の量は約66g~88gとされていますが、それに対して一般的な豚骨ラーメンの脂質は10g程度とされています。
これはラーメンの脂質が他の食べ物に比べて異常に高いという訳では無い、ということを表しています。
ラーメンって体にいいの? 悪いの?
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/report/?id=20090629-90007240-r25
4.添加物が体に悪い
カップラーメンには添加物が含まれています。
うまみ成分の調味料やかんすい(炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、重曹)、増粘多糖類、酸化防止剤などがおもな添加物です。
しかし現在では添加物に関して厳格なルール・規定があり、大量摂取できないようになっています。
実際には有害だと言えるほどには、含有されていないといえます。
食品別の規格基準について 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/jigyousya/shokuhin_kikaku/
まとめ
以上がらーめんが「体に悪い」とされているイメージです。
実際には、塩分以外は体に悪いという根拠は無さそうです。
そうは言ってもラーメンばかり食べていたら体に悪そうだな、ということは感じます。
偏食は栄養素が偏って健康上好ましくないということでしょう。
でもやめられないですよねー(笑)。
適度に間隔を置いて、おいしく食べましょう。
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塩分摂取量と寿命の相関関係をご存知ですか?
日本では塩分摂取量の多い都道府県の方が平均寿命が長いデータがあります。
また、塩分と高血圧との関係は昨今見直されてきており、塩分が直接影響して高血圧になる人は全体の約2割といわれています。
無論、塩分への感受性の高い人や既に内臓が悪い人に塩分の取りすぎはよくないのは明白ですが、塩分=体に悪いと決め付けるのは誤りだと思いますが。
むしろ無意味な減塩志向の方が人体に影響を与える可能性もあるでしょう。
塩分が体に悪い?さん コメントありがとうございます!
インターネットのいろいろな記事を見てみましたが、塩分の過剰摂取で腎臓疾患や心臓病、脳卒中のリスクは無視できないようです。
ただ、取らなさ過ぎるのも逆によくないという記事もあり、要はバランスが大切なのかもしれませんね。
現在は、間違っていると思います。
近年、腎臓は動脈硬化を起こすのが分っています。
塩分の取りすぎに注意です。
都道府県の順位も変化しています。
私が知っている男性、毎日ラーメンを食べ歩いて
2度ほど入院してます。
亡くなったラーメン評論家の人もいらしたので
スープを残しほどほどの実食がお勧めです。
ラーメンは決して悪い食べ物ではありません。
何でもそうですが、
食べ過ぎはよくありません。
ラーメンが体に悪い理由は、麺を構成する『糖質』が非常に多い事です。この事は、ラーメン以外にも、ご飯、パン、パスタ、等々の主食全般に言えることです。
何故、糖質は体に悪いのか、それは、糖質が体の中で糖化を引き起こして蛋白質を変質させるからです。これにより、様々な重篤な病気の生起確率を上昇させられる事がわかっています。だから、体に悪いのです。
結論は、主食全般全て体に悪いと言えます。
carbohydrateさん
コメントありがとうございます!
>結論は、主食全般全て体に悪いと言えます。
そうなんですよね。。そういう結論になりますね。
この記事は、一般的に「ラーメンが体に悪い」というような風潮があったため、ラーメンに限定して調べてみました。
おっしゃる通り、ラーメンに限らず、パン、パスタ、お米も糖質が多いのです。
一日の塩分量間違ってないですか、1.5グラムな訳ないですが
コメントありがとうございます!少し前の記事ということもありますが、基準も少し変わってきているようです。
日本人の食事摂取基準(2015年版)では、ナトリウムの排泄量から換算された18歳以上の男女共通1日推定平均必要量を、600㎎(食塩相当量1.5g)と見積もっています。
食塩相当量はナトリウムに2.54を乗じて算出します。つまり、食塩に換算すると0.6g×2.54=1.5gということになります。
ただし2020年版厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、一日の食事摂取基準は、男性7.5g、女性6.5gとのことでした。
WHO世界保険機関の食事摂取基準では5g未満とされており、時代や機関によってかなり差があることが分かります。