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【ドキュメンタリー】チョコレートの製造には西アフリカの子供達が奴隷的に労働させられてるという話

Chocolate Cases

前回のポストでドキュメンタリーに目覚めたので、早速自分が気になるドキュメンタリーネタを紹介します。
自分も大好きで、とても身近な「チョコレート」についてです。

本の目次は下記URLから確認できます。
http://www.eijipress.co.jp/book/book.php?epcode=2015

チョコレートの生産には、西アフリカの子供たちが奴隷のように労働させられているという話です。
甘くておいしいチョコレートに、こんなに重い真実が隠されていると知らなかった人もいると思います。

自分もこの真実を知ったのはつい3年ほど前です。
真実を知った時は、今まで自分が大好きだった食べ物に、こんなにも暗い歴史と背景が存在していることに衝撃を受けました。
そしてあまりにも世界が真実を伝えていないことに不信感を覚えました。

去年、国立科学博物館で「チョコレート展」というイベントが開かれました。
http://event.yomiuri.co.jp/chocolate/index.html

その時にはすでに「真実」を知っていましたが、この「チョコレート展」なるものが真実を伝えるとはとても思えませんでした。
(イベントには行きませんでしたが、コンテンツを見る限り)案の定、チョコレートの真実に触れるような内容は展示されていませんでした。
このチョコレート展を見に行った人たちは、果たしてチョコレートの製造の裏側に児童の奴隷的労働の真実を知ることができるでしょうか?

このチョコレート展の協賛をしているのは「日本チョコレート・ココア協会」ですが、この団体がチョコレートの真実を知らないとは思えません。
もし知らないとすれば、それはそれで問題です。
(ちなみに、日本チョコレート・ココア協会の役割は「チョコレート・ココアの普及・消費促進のための広報活動」です。真実を伝える役割は負っていないのですね。)

どうしてこの大事な真実を伝えないのでしょうか?
自分が想像するに、「チョコレートが売れなくなるから」です。

チョコレート製造の背景に、児童が奴隷のように労働させられているということが一般に広く知れることになれば、人権団体や国連が動き出すでしょう。
国連の児童憲章に違反してることは明らかですね。特に第32条。)

もし国連が動き出してこの利益搾取の構造を変えてしまったら、チョコレートの販売に大きな影響を与えます。
そうなると奴隷的な労働で利益を搾取している利権者(メーカーやせどり業者、学者)は損をすることになります。
だから自分達に都合の悪い真実はなるべく表に出さないようにしているのでしょう。

「チョコレート展」の例が示すように、メディアや団体が示す情報は、時として強烈なフィルタリングがかかっていることがあります。
それは意図的でない場合もありますが、何らかの背景(都合)がそうさせていると考えられます。

この書籍の書評をエンジニアでブロガーでもある小飼弾さんが書いています。

真実の苦さ – 書評 – チョコレートの真実
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51035225.html

本書の主題が、アグリビジネスの巨大利権とその利権を確保するための手口と、その一方で今も続いている現代の奴隷制度 = モノカルチャーの労働者達の告発にあることは事実だ。どんな甘味料も、この事実の苦みをかき消すことは出来ない。

この事象をとらえて、グローバル経済の負の一面であり致し方ないこと、とかたずけるのは簡単です。
しかし、それだけで問題を終りにして見て見ぬふりを決め込むには、あまりに無責任ではないでしょうか。
自分たちが口にし、おいしさを享受しているものに対して、あまりに無関心ではないでしょうか。

昨今では食品偽装だとかで生産地や原料の明記を求めさせていますが、遠い外国で加工され、自分の健康とは関係のない話であれば聞く耳をもたないのでしょうか。

一つの解法として、チョコレートの値段に農家のフィーを上乗せるという方法があります。
これは、販売競争力が落ちるという理由で、メーカーやマーケターからはあまり好まれていないようです。

しかしもし農家のフィーが上がって原料費が上がるとしても、消費者が真実を知れば納得して買うのではないでしょうか。
(少なくとも自分は今より高くなっても買います。)
自分が大好きな食べ物であるだけに、こういう問題を解決して、おいしく食べられるようにしたいです。

参考

チョコレート産業の裏側、なぜカカオ農家は豊かになれないのか
http://www.cnn.co.jp/business/35044552.html?tag=rcol;editorSelect

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