cakephpでユーザ定義定数を読みだす方法
サイトを作るにあたって、定数を使いたいときがよくあります。
サイト上のある数値に変更があっても、定数を使っていれば、その値が記述されているファイルだけを更新すれば、サイト全体に値の変更が反映され、手間が減ります。
http://php.net/manual/ja/language.constants.php
通常のPHPであれば「define」を使って定数を定義するのですが、CakePHPで定数を定義する際にはちょっとテクニックが必要です。
1.定義ファイルを作成する
/app/Config/ 内に「const.php」を作成します。
ここではconstにしてますが、ファイル名は何でもいいです。
定義ファイルには以下のように記述します。
<?php //ユーザ定義定数 //呼び出し方: echo FOOBAR; define("FOOBAR","テスト"); //配列 //呼び出し方: $fuga = Configure::read("fuga"); $config['fuga'] = array("a","b","c"); //連想配列 //呼び出し方: $hoge = Configure::read("hoge"); $config['hoge'] = array( "A"=>"あ", "B"=>"い", "C"=>"う", );
ここまでは簡単ですね。
通常の定数だけでなくて、配列や連想配列も使えます。
この使い方はとても便利なので、覚えておくといいと思います。
2.bootstrapで定義ファイルを読み込む
/app/Config/bootstrap.php に、次の記述を追加します。
Configure::load("const");
これで準備完了です。
このConfigureメソッドで定義ファイルをloadしてるんですね。
3.使ってみる
<?php echo FOOBAR; //テスト と表示される $fuga = Configure::read("fuga"); echo $fuga[0]; //a と表示される $hoge = Configure::read("hoge"); echo $hoge["A"]; //あ と表示される //もしくは echo $hoge["hoge.A"];
こんな感じです。簡単ですね。
ぜひ使ってみてください。
Google AD
- 前の記事
- レーシックの施術から1年経ったので感想を書く
- 次の記事
- 【注意】インフルエンザに気を付けましょう
関連記事
-
-
SVNリポジトリでコミットできなかった件
ベンダーさんに、先日立てたSVNリポジトリにコミットできないと連絡いただき、調べたところ、権限が
-
-
【なぜ?!】ブログの直帰率が激減しました【GoogleAnalytics】
少し前から気づいていましたが、このブログの直帰率が激減しました。 まずはこちらの図表からどうぞ。
-
-
SVNリポジトリのリプレース(とeclipseの設定)
SVNリポジトリのリプレースを行ったのでエントリー。 1.リポジトリをdump svn
-
-
xamppでSSLの設定をする
以前、xamppでvirtual host の設定をしましたが、xamppを使ってて「あれ、SS
-
-
PV5000/月達成したのでまたGoogleAnalyticsのデータを公開します
めちゃくちゃに力を入れていた訳でもなく、特にすごいコンテンツをエントリーした訳でもないのに、
-
-
PHP:GDでテキストの画像合成アプリ作った
前回のNO MUSIC, NO LIFE.メーカーに続き、テキストを入力して画像化するアプリ
-
-
ec-cubeで欲しい機能
仕事で、ec-cubeを触っている。どこの企業でも同じだと思うが、ec-cubeを使っているとカスタ
-
-
佐々木俊尚さんの講演:ソーシャルとクラウドとグローバル
11月17日、Hitachi Open Middleware World Cloud Day に参
-
-
「おっ」と思った記事
前回に引き続き、「おっ」と思ったサイトを紹介します。今回はデザインうんぬんでなく、コンテンツの方で。