プロセスが大切な訳
プログラムなんかをしていると、結果を出すまでのプロセスが邪魔になり、それをどうにかして省略できないかと考えたりします。いろいろな考え方があると思いますが、基本的にユーザ側から画面を見ている分には、プログラムがどう動いていようとほとんど気になりません。効率を求めて言うなら、プロセスいかんによらず、結果がきちんと出ていればいいわけです。
ですがやはりプログラムでもプロセスは大切で、メンテナンス性や改修を考えた時、プロセスをしっかりやっておかないと後で痛い目を見ます。
いろいろな法則性の汎用性を考えてしまう癖があるため、このことについて他の事例に当てはめられないかと思いました。
色々と考えたところ、身近な例が「根回し」でした。
例えば会議の時、革新的なアイデアを、その場で急に発表することと、前持って出席者に内容の説明をし、認識を深めておくことでは、たとえ同じアイデアだとしても、受け入れられる率が格段に違います。
何を当たり前なことを、と思われる方もいらっしゃると思いますが、同じアイデアを発表しても受け入れられることと拒否されることにはとても隔たりがあります。いくら「いいものはいいんだ!」と力説した所で、必要なプロセスを経ていなければ期待した結果がえられないのです。
これは自分にとっては大きなことで、アイデアを出せばいいだけでなく、それを実行して初めて評価ができる、ということであれば、もはやプロセスは外すことはできないでしょう。
ただ、それ自体が目的化してしまっては意味がないので、あくまでも目的は結果、プロセスが手段という考えで仕事を進めて行くのがいいのかもしれないと思いました。
Google AD
- 前の記事
- コモディティ化を考える
- 次の記事
- パーソナルとパブリック
関連記事
-
-
自分を裏切ることができるか
NTTコミュニケーションズで出世する方法 http://sarasaatenoban.bl
-
-
自分は知っている、ということ
情報リテラシーっていう言葉がある。これは別にPCを使いこなせる能力のことだけではないようだ。物の本を
-
-
ソーシャルということ
「ソーシャル」という言葉がひと段落した今だからこそ。ゲームビジネスやコミュニケーションなど色
-
-
【隠れた名言?】【割と一般的?】「親父の小言」を紹介します
ある居酒屋に行ったときにトイレに「親父の小言」っていう格言(?)が紙に貼ってありました。
-
-
コミュニケーション能力について
ちょっと前から感じてたことを、こちらのコラムで取り上げてくれていたのでスッキリしました。
-
-
怒りや不満を脱却することとお金について
怒りや不満を感じるのは、自分の予想と違うことが起きた時や、自分のやりたいことができない時だ。
-
-
これからの世界を生きていくために(2)
前回のライフネット生命・出口社長の公演の続き。 含蓄のある深い話が短時間で入ってきたため、ちょ
-
-
ソロモン流に出演していた滝川クリステルさんを観た感想
昨日テレビ東京系で放映していた『ソロモン流』を観ました。 出演していたのは「お・も・て・な
-
-
HEY JUDE を聴きながら
世間ではグローバル化とか言いながら、 宗教も違う、 国も違う、 民族も違う、 風習も、文化も
-
-
他人の意見を参考にしてもいいけど、最終的には自分で考えるということ
今日のエントリーはタイトルのままのポストなので、最終的にはそりゃそうだろ、ってことなんですが