*

手段の目的化とコミュニケーション

公開日: : 最終更新日:2014/06/11 イシュー, ライフハック

今どんな人が求められているか、自分なりに考えてみました。
すごい人を求めてるんじゃなくて、解決できる人を求めている、
これが一旦の答えです。

英語が話せるひと。高学歴な人。MBA取得している人。
すごいな、と思います。
でも一つづつをみると、何らかの解決を求められていることに気づきます。

英語でコミュニケーションが取れないことの解決。
難しい問題の解決。
経営をうまく運用して行くための解決方法。

もっと極端に言うと、
掃除機がうまく使える人を求めているんじゃなくて、部屋をきれいにしてくれる人を求めている。
「掃除機かけといてね」と言ってもあとで見てみると全然きれいになってない。
聞いてみると、ちゃんと掃除機はかけました、という。

これが手段の目的化ですね。
初めは手段であったものが、目的化してしまう。
部屋をきれいにすることが目的なのに、掃除機をかける事が目的になってしまう。
本来的に考えれば、掃除機をかけなくても部屋がきれいになっていればいいはずなのに、掃除機を使わなければいけない事になってしまっている。
こうなるともう自由に考えたり行動したり、発展的な前進は起こらない。逆にしがらみになってしまう。

『手段の目的化』 ~社員全員が見失った「本来の目的」~ ――「ビジネスの落とし穴」その(1)|ビジネスの落とし穴|ダイヤモンド・オンライン – http://goo.gl/7PUvc

能力とモチベーションの関係についても似たような事が言えます。
どんなに能力があっても、やる気が無ければ結果が出ない。
逆に、能力が多少低くてもそれをカバーするモチベーションがあれば、問題を解決できる事もある。
必ずしも能力の高い人=モチベーションの高い人ではないはずです。

色々なソーシャルメディアが出てきていますが、ソーシャルメディアの本来的な役割は、コミュニケーションツールだとおもいます。
メールにしても、チャットにしても、SNSにしても、基本はコミュニケーションであるはず。
しかしそれも手段の目的化が進むと、「メール送ったのに何で見てないの?」っていう事が起こります。
一方は送ったつもりでも、他方はそれを認識していない。
これではコミュニケーションと言えないでしょう。

コミュニケーション能力の大切さが言われて久しいですが、コミュニケーションを目的化しないで手段として考えていきたいと思ってます。

Google AD


Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

no image

囲い込み政策の限界

ヤマダ、ヨドバシなど「Kindle」販売見送り 顧客流出を懸念 http://www.itme

記事を読む

no image

We say NO to hate with a gun

photo credit: Minnesota Historical Society They

記事を読む

no image

世界が求める日本的な日本

「クールジャパン」って言葉がちょっと前にあった。(今もあるのか?)日本の文化面でのソフト領域が国際的

記事を読む

no image

自分は知っている、ということ

情報リテラシーっていう言葉がある。これは別にPCを使いこなせる能力のことだけではないようだ。物の本を

記事を読む

堀江貴文

番組「ナイナイアンサー」でホリエモンが泣いてて思った

日本テレビで「解決!ナイナイアンサー」という番組がやってたので見ました。今回の目玉はあのホリ

記事を読む

no image

コミュニケーション能力について3

執拗だと思われるかもしれないけど、コミュニケーション能力について。 エンジニアに求められる

記事を読む

嫌われている人から好かれようと思わなくていいんだという件

自分用にちょっとしたライフハックに気づいたので、リマインダーとしてエントリー。 それは「嫌

記事を読む

意識のある余命

  日本人の平均寿命男性80歳 http://www.afpbb.com/article/l

記事を読む

no image

スティーブ・ジョブズ、CEOを辞任

http://mainichi.jp/select/world/news/20110825ddm00

記事を読む

no image

それでも世界はすばらしい

何度やってもだめだし、自暴自棄になってしまいそうだし、精神衛生的に悪いと思って、サーバ構築を中断、前

記事を読む

Google AD

Google AD

PAGE TOP ↑