【名言】四耐四不訣-曽国藩【自分用メモ】
今日は自分用に覚えておきたい言葉「四耐四不訣」を紹介します。
中国清代末期1850年から1864年にかけて清では太平天国の乱と呼ばれる大規模な宗教反乱が起こり、各地で戦乱を強いられる清軍は頭を痛めていました。
このため政府は曽国藩(そう・こくはん)という軍人に、正規軍による征伐を命じました。
ところが当時の清は、アヘン戦争・アロー戦争で疲弊し戦時賠償でも苦しんでおり、増税によるインフレを起こして経済状態は悪化していました。
加えて軍のモラルは低下しており、本来であれば守るべき民衆から略奪をするなどもおこなわれていたのです。
そこで曽国藩は義勇軍的な私兵部隊「郷勇(きょうゆう)」を組織し、厳格な軍紀を適用したのです。
この軍は強さを発揮し、太平天国を打ち破ることになるのです。
その曽国藩が座右の銘としていたのが「四耐四不訣」です。
内容は「耐冷、耐苦、耐煩、耐閑、不激、不躁、不競、不随、以成事」というもの。
自分訳で言うと、
「冷遇に耐え、苦労に耐え、煩わしさの連続に耐え、閑職への更迭にも耐える。
つまらないことで怒らず、うまくいったからといって騒がず、不毛な争いを起こさず、容易に他人の意見に流されない。
そのようにして事は成すもの」
ということです。
子供や若者ならいざ知らず、大人になってくると耐えなければいけないこと、してはいけないことが多くなってきます。
その時々で置かれる境遇にも何かしらの理由がある、後で振り返った時にきっと何か意味のあるものになると信じて、自分の成すべきことをする。
自己主張ばかりに目が行ってしまいがちな最近ですが、憶えておきたい言葉です。
Google AD
関連記事
-
手段の目的化とコミュニケーション
今どんな人が求められているか、自分なりに考えてみました。すごい人を求めてるんじゃなくて、解決できる人
-
それでも世界はすばらしい
何度やってもだめだし、自暴自棄になってしまいそうだし、精神衛生的に悪いと思って、サーバ構築を中断、前
-
テレワーク・在宅勤務に最適な間取りプランとは?
家の中で集中力をアップさせるには? 人間はそもそも脳の構造上、集中しにくいよう
-
「空気を読む」人たちがしたこと
アウシュビッツ収容所の生き残りの人の話がTVで放映されていた。 友達は次々焼き殺されていったと
-
変化できるものだけが生き残れる
資生堂、過去の栄光と決別へ 自己否定も覚悟…トップ交代で改革急ぐ http://www.san
-
生まれ変わりについて
自分は生まれ変わりを信じない。輪廻転生などないと思っている。非科学的だし、それは悪いことをすれば
-
コンテキストとオープン化に向かうWEBのジレンマ
ここ数年でコンテキストとオープン化というキーワードが気になっている。セマンティックというキーワー
-
慮ることと真実を明らかにすること
今日ネットで見たコラムにびっくりさせられた。 大臣の失言と裏を読みたがる人々:日経ビジネスオンラ
-
伊木ヒロシさんの動画講座~3日目~自分軸の力とは~
https://www.youtube.com/watch?v=YCbBDKc3rwY