「かわいー」と「おいしー」の脳死を超えて
※あらかじめご承知おきしていただきたいと思いますが、今回のポストは主に女性の方への批判と取られてしまうかもしれませんが、そういったことは全く意図していません。単なるメインのバズです。
「かわいー」って言葉、よく聞きます。でもこの言葉って、それ以上を考えることを拒絶させてませんか。なぜかわいいか、どんな歴史的背景があるか、今後の予想など考えることは野暮とされてしまいます。空気嫁って。
あと、「おいしー」も上記と同義だと思います。もし、おいしい対象が肉ならば、それがどのように加工され、食材がどのように育成されているかを考えることは、「空気の読めない」奴のすることになってしまう傾向があるように思えます。
短絡的に、その場限りのおいしさを堪能するのはとても心地いいものです。快楽です。その快楽に身を委ね、そのコンテンツに含まれているコンテキストを殺してしまうことは、あまりにも粗末にしているように感じます。
と殺ワークショップの講師デビュー
http://chiharuh.jp/?p=1205
上記のエントリーでは、「かわいい」鳥を屠殺し、「おいしい」料理へと加工されていく様子が記載されています。
この「かわいい」と「おいしい」の間に存在する、「肉体を解体することによって生命を奪い、文字通り自分の生命の糧とする」までのエッセンス(コンテキスト)がここのところの風潮では、多くがカットされています。
この、カットされている部分を考えることが生命の神秘を考えることであり、自分以外と自分の命について考えることではないでしょうか。
だからこそ、「かわいー」や「おいしー」という時点で思考を停止させてしまうのではなく、その先や背後を見るべきだと思います。
TVや新聞、その他のメディアであっても、何が真実なのか、何が大切な部分なのか、どこが編集(カット)されてどこにバイアスがかかっているのかは、自分で判断しなければいけません。特にこれからはそういう能力が求められる時代なんだと思います。
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