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【自分語り】WEB業界に入ろうと思った理由・経緯【その2】

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前回は自分がどういう経緯でWEB業界に入って行くかの前篇をお送りしました。
今回はその続きをお届けします。

3社目の会社は、2社目の上司に誘われての転職でした。
会社自体は小さな会社で、全社員20人くらいのベンチャー企業でした。
IT系・WEB系でのスタートアップがさかんな時期で、ベンチャー企業という言葉にも惹かれる要素がありました。

職種的にはECサイトで物販をしていて、内容的にはサイトのディレクションとエンジニアリングをしていました。
とはいえ、立ち上げたばかりの無名ECサイトを収益化するのは半端なく大変でした。

WEBサイトを作りつつ、キャンペーンなどを企画し、それと合わせてSEO(リスティング広告)を行っていました。
特に力を入れたのはリスティング広告で、「知名度が無いならリスティング広告しかない!」と思い立ち、与えられた予算の多くをリスティング広告に費やしました。

季節ごとにキーワードを考え、イベントごとにテキストを考え、週ごとにABテストをする・・・。
事業部自体が立ち上げの段階だったので、なんとしてでも利益を出さないといけないという使命をもってリスティングには全力投球しました。

その甲斐あってか、ECサイトは売上を伸ばし、徐々に軌道に乗ってきました。
業務フローなども見直し、より効率的に仕事ができるように改善をしていきました。

その頃担当していたECサイトはASP(他事業者が作ったソフトを、料金を払って使用する形態)を使っていたのですが、会社内にも開発事業部があり、せっかく開発する事業部が会社にあるのにASPを使っているのは勿体ないと考えていました。

もともと開発にも興味があり、独学でLAMP(Linux+Apache+MySQL+PHP)などを勉強していましたが、その技術を使ってECサイトを作ってみたいと思ったのがエンジニアリングへの入り口でした。

請負での開発で、クライアントがいるWEBサイトをいくつか担当しました。
サイトの担当をするにあたって、説明や講義などはほぼ皆無で、プロジェクトに放り込まれた感じでした。
新しく覚えることや調べること、覚えることなどで必死でした。

実践での開発はこの時が初めてで、業務で役に立っていたかというと微妙ですが、この時の開発経験は今も自分の経験としてとても役に立っています。

そんな矢先、世間では「リーマンショック」の影響で、新聞やニュースでも大手のリストラが記事になっていました。
自分のいた会社でも例外ではなく、受託をいただいていた仕事がすっぱり無くなってしまいました。

こうなると事業はおろか、会社としてもたちゆかなくなりました。
社内にも不穏な空気がながれ、社員の関係もぎくしゃくしたものになっていた感じがしました。

「ここにいてもしようがないな。」
会社の取締役(副社長)と何度も話をして、退職をきめました。

退職したものの、次の職場は決まっていませんでした。
妻も自分の両親も、とても心配しました。自分でも将来がどうなるのか分からず、不安が顔に出ていたのだと思います。

次の職はエージェント経由で何とか決めることができました。
前のところでECをやっていたので、ECサイトの構築と運用ができる仕事につくことができました。

4社目の会社は社長のトップダウン風土が強いところで、幹部の方たちも社長の言うことには何も言えないところでした。
「1ヶ月でECサイトを作って」「?!」

ちっぽけなサイトであればそうでもないですが、そこそこのECサイトを作るには最低でも3か月はかかります。
それが中~大規模なら半年~一年にもなるでしょう。
それを1ヶ月でって・・・

これが社長から自分に与えられたミッションでした。
自分はその過酷なミッションの下、もくもくとサイトの構築準備と、実装を進めていきました。

周りにはWEBに詳しい人もおらず、全ての企画、設計、調整、進行、実装を一人でやっていました。
かなり強引なやり方もあったと思いますが、その時の最善だと信じ、ひたすらECサイトの完成に打ち込みました。

頼るモノが何もない、自分は「WEBサイト無頼」だな・・・侍だな・・・。
とか自己感傷に浸っていたのは今となってはいい思い出です。

ECサイトは何とかできあがり、無事リリースすることができました。
その後はスモールスタートでありつつ、何とか運用に乗せることができました。

その後は会社の関係するサイトをリニューアルしたり、新しくサイトを作ったりしました。
このころからマーケティングやプロモーションの一環として、SNSに力を入れ始めました。
twitterやfacebookを使ってエンドユーザー向けの情報発信を行いました。

ここで一番つらかったのは、WEBへ理解が無い人がほとんどだったことです。
いまでは当然に行っている、企業としてのTwitterやFacebookアカウントを作ろうとしたとき、周囲の人たちの反対がものすごく、一時はSNSに対応するのをやめようとすら考えました。

「そんなことやって意味あるの?」
「それよりも利益になることをやった方がいいんじゃない?」
「いいから利益(略)」

それでも自分の意見を押し通し、コーポレートサイトにTwitter欄を入れました。
今となっては是か非か論じる必要はないと思います。
どんな時にも、自分の意志とは別に、聞き入れてくれる人と土壌があってコトは進められるんだな、とその時感じました。

 

こんな感じでWEB業界(ほぼ事業会社にいたのでこの表現は正しくないですね)に入り、進んできました。
途中苦しいこともたくさんありました。他の仕事だったらどんなによかっただろうと。
でも自分がやってきたことと、これからやりたいことはやっぱりWEBなんだなと思います。

「WEBなんて、もう進歩しないでしょ」
無職時代に面接を受けたある会社のWEB担当は言いました。

でもそれから数年でSNSがブレイクし、WEBの中にも新しい潮流ができました。
モバイルは、スマートフォンという形で進化して、モバイルウェブという新しい現象が出現しました。

今自分が注目しているのはウェアラブルです。
この新しいデバイスによって、WEBは新しい方向に行くと思います。
WEBがどんな方向に行くのか、とても楽しみです。

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