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WEBが全く分からないサイコパスがPJTに入って私が辞表を出すまでの経緯

公開日: : 体験談 , ,

Horrors Mirror

WEB制作のプロジェクトで、全然使えない人がいたんですね。(ここではT氏としておきます)
Javascriptのことを平気で「Java」って言っちゃうくらいです。

T氏は一見口達者で普通に話しかけてくるんですが、話の節々に「あれ、こいつちょっと違和感あるぞ?」という部分で出てくるんです。
(後で分かったことですが、これはサイコパスの典型的な特徴だそうです。)

初めはそんなのはかわいいもんだと思ってたんですが、だんだんスケジュールが進んでいくにつれて笑えなくなってきました。

それくらいのレベルなんだから、WEB制作のプロジェクトなんて関わらなければいいのに、と思ってたんですが、どうもT氏は自分ができると思い込んでるらしく、できないことでも「できる」って言ってくるんですね。

案の定、サイトマップはボロボロ、要件定義はメチャクチャ、締め切りは守らないは、注意しても逆切れしてくるは、もう手に負えない感じだったんですね。

で、上司に相談したところ、「自分から注意しておく」ということだったんで、少しはマシになるかなーと思ってたんですね。

そうしたらそのT氏、自分のやっていることを正当化して、上司を巻き込んで私に仕事を全部丸投げしはじめたんですね。

恐ろしいことですよ、2人分の仕事が一気に自分に降ってくるんですから。

もうそこからは孤軍奮闘でめちゃくちゃに頑張りましたよ。
半年かかる仕事を3か月で終えるっていうスケジュールでしたから。

ちなみにここで自分が「頑張って」しまったのはミスでした。
「頑張る」っていうことについて、明石家さんまさんの記事を読みました。

明石家さんま、「努力は必ず報われる」と思う人に「見返りを求めるとロクなことがない」
(世界は数字でできている)

明石家さんま:努力を努力だと思ってる人は、大体、間違いですからね。努力が報われるだなんて、絶対に思ってはいけないね。

道重さゆみ:へぇ。

明石家さんま:報われると思ってやっちゃ、ダメなんですよ。

道重さゆみ:あぁ。
村上ショージ:今のが、ホンマに名言ですね。

明石家さんま:せやな(笑)報われると思って努力をするんじゃなく、「好きだからやってるだけ」で終わっといた方がエェね。

で、プロジェクトは何とか完了して事なきを得たんですが、そのT氏はどうしていたかというと、自分の保身の事ばかり考えて言い訳ばかりをしていたんですね。

「○○だから自分はできない」
「××は自分の仕事じゃない」
「初めからスケジュールに無理があった」

まあ典型的に使えない奴のセリフな訳ですが、私はこれを聞いて、こいつとはもう二度と仕事をしたくないと思いました。
どさくさに紛れて自分の仕事を丸投げしてきたあげく、仕事が終わった時にはドヤ顔されたのではたまらないですから。

好都合なことに、それ以降その使えないT氏とは仕事をすることがなくなりました。
あまりにひどいやり方だったので、プロジェクトが終わった後に上司にT氏の報告をしようと思ったんですが、自分のモラルがそれはやめとけ、と制止しました。

客観的に見て告げ口みたいでカッコ悪いじゃないですか。
告げ口なんかしなくても、T氏の散々な行いはきっといつか周知されると思いましたし。

でもこれも私のミスでした。
T氏はますます増長しはじめ、上司を取り入れてますます自分の勢力を強めていきました。

結果的に上司はT氏を側近のように置き始めたんですね。
この時点でもうこれはアカンと思いました。こんな組織にいたら自分もアカンくなってまう。
そんな組織はアカンくなってしまうだろう。

そう感じた私はまもなく会社に辞表を出しました。
全く後悔はありませんでした。
むしろ、早くこうした組織から逃げ出さないと自分までダメ人間になってしまうという思いの方が強かったです。

私の場合は運よく自分で気付くことができましたが、サイコパスの心理的被害に遭ってしまった人は、自分を責める傾向があるそうです。

自分を責める被害者たち
(サイコパスとは何か)

サイコパスには反省や自責の念は全く欠落しています。
サイコパスの被害にあう普通の人たちは「もしかして自分に原因があるのでは?」と自責の念にかられてしまうそうです。

被害者が自責の念にかられるなんて、本当に不条理な話ですが、対策としては「人の良心を喰らって生きる人間がこの世にはいる」ということを憶えておき、用心をしておくことです。

そして運悪くサイコパスと仕事をするようになってしまったら、できる限り周囲の人に助けを求め、直接かかわらないようにする、ということです。
まず助けを求められる環境をそれまでに作っておく、ということが重要ですね。

私の場合は上司を巻き込んでおくことができませんでした。
少なくともサイコパスの被害が甚大になる前に、少しずつでも上司や周囲の人に現状を報告しておくのがいいと思います。

もう何かWEBのプロジェクトとか関係ない話になってしまいましたが、これはこれから仕事をしていく上でとても貴重な経験になったと思います。
これをお読みの皆さんも、サイコパスという人種がいることを忘れず、被害に遭うリスクを少なくするように心構えをしていただければと思います。

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