コミュニケーション能力について4
公開日:
:
最終更新日:2014/12/07
イシュー, ライフハック コミュニケーション能力, 違い, 雑談力

これまでこのブログでも「コミュニケーション能力」については何度もエントリーしてきました。
過去の自分の記事を晒すことは赤面の事態ですが、自分の考え方の移り変わりも含めてポストしておきます。
コミュニケーション能力について
コミュニケーション能力について2
コミュニケーション能力について3
なんだかよく分からない言葉が便利に使われていると、ふとした時に「あれ?それってその文脈で使うの?」と思ってしまいます。
その「コミュニケーション能力」について分かりやすい解説のページがあったので、比較してご紹介します。
東洋経済オンライン
マジックワード:コミュニケーション能力
まず「コミュニケーション能力」の意味があいまいです。『論理的な話し方ができる』とも『相手の気持ちがわかる』とも『気の利いた冗談』とも『さわやかな笑顔』ともとれそうです。
でも、これでは『臨機応変』とか『とにかくうまくやってくれ!』と言うのと同じ。本人は内容のあることを言ったつもりだけど、実は何も意味していない。これを『マジック・ワード』と言います
読書で本から学ぶブログ
雑談力が上がる9つのテクニック『雑談力が上がる大事典』
- 相手の見えているところをほめる
- まずは肯定・同意する
- 相手8対自分2で聞き役に回る
- 相手の質問には一問二答で返す
- 日常の疑問はそのまま使える
つまり?
「コミュニケーション」には色々あって、「雑談」もコミュニケーションだし、「空気を読む」のもコミュニケーションだし、「相手の話の要点を聞きだす」のも、「たわいのないおしゃべり」も、「システムの要件定義」も、「国家間の重大な交渉」もコミュニケーション、「首脳会議の前に寿司につれていく」のもコミュニケーション。
フェイスブックでポストするのもコミュニケーション、ツイッターもコミュニケーション、朝ひと声かけるのもコミュニケーション、飲みに行くのもコミュニケーション、ブログも・・・・ってもう世界はコミュニケーションまみれ!
それじゃツイッターでつぶやいてないとコミュ不足?Facebookは?雑談は?飲み会は?
こうなってくるともう「コミュニケーション」の定義は「人と人が意思伝達をすること、およびその周辺の行為」のようにざっくりとしか言えなくなる。
そのざっくりとした定義に対して「その点は違う」とか、「そうじゃない」とか意見を言い合っても仕方ない。
「要件定義」と「雑談」が同じくくりに入れられてしまうと、ベースとなる定義が全く異なるので話にならないのは当たり前。
それでも便利なのでよく使われているのが「コミュニケーション能力」という言葉なのだ、ということが分かりました。
甘く危険な言葉が「コミュニケーション能力」ということだと。
そしてその言葉をあまり理解せず使ってる人もいるということ。
そういうことが分かれば無駄に考えこんだりすることがなくなります。
確かに「コミュニケーション」は難しいんですけどね。
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